最近書店に行くとよくおすすめされている「文章力を上げる本」。
Webライターの仕事を始める方も増えており、その需要はどんどん高まりつつあります。
しかし、意外に種類が多いため「どれが自分に合っているのかな?」と迷う方も多いかもしれません。
今回の記事では、特に人気の高い「文章力を上げる本」を比較し、それぞれの特徴や「どんな方におすすめなのか」をライターの視点から紹介します。
- ライターの仕事に興味がある
- 文章力を磨いて仕事や趣味に生かしたい
そんな方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

おすすめ本の詳細情報をいち早く知りたい方は、こちらからどうぞ!
「文章力を上げる本」どんな人におすすめ?
そもそも「文章力を上げる本」は、一体どんな人にとって役に立つのでしょうか?
私たちの生活と文章のかかわりについて深掘りして考えながら、解説していきます。
私たちにとって「文章」とは?
「文章」は、私たちの毎日と密接なかかわりを持つものです。
仕事における「文書のやりとり」から、プライベートを含む「メール」「SNS」などのコミュニケーション、これら全てが文章を使って行われています。
つまり「文章」は誰にとっても必要かつ重要なものであることは間違いありません。
そして、これらは対面での会話やコミュニケーションに比べて、特有の難しさがあります。
たとえば、会話であれば認識にズレが起こってもその場で修正することが可能ですが、文章ではなかなかそうはいきません。
他にも「言いたいことがうまく伝わらないまま話が進んでしまった」「十分説明ができなかった」といったことが、文章では特に起こりがちです。
「文章力を上げる本」は誰にとっても役に立つ
そこで役に立つのが「文章力を上げる本」です。
「文章力を上げる本」というと、文章を生業にしたい人向けなのでは?と思われがちですが、実はそうではありません。
特に最近注目されている「文章力を上げる本」は、読んだ瞬間から活用できるノウハウが小さなことから大きなことまで網羅されています。
そのため書くことを生業とする人に限らず、文章を扱う全ての人にとって役に立つ内容になっているのです。
- 私たちにとって文章は、日常の中で欠かせないもの
- 文章を書くことのは特有の難しさがある
- 「文章力を上げる本」は、プロ向けの内容ばかりではない
- 大小問わずいろんなノウハウがつまっているため、全ての人に役に立つ

少しでも「文章作成」における悩みを解決してみたいという方は、まずは1冊読んでみることをおすすめします。
「文章力を上げる本」を比較してみた
そうして多くの人に役に立つ「文章力を上げる本」ですが、種類が豊富で一体どれを読めばいいのか迷う方も多いと思います。
そこで、これまで何冊か読んできたライターの私が特におすすめしたい3冊を比較しながら紹介していきたいと思います。

この記事を参考に、自分にぴったりなものを選んでもらえたら嬉しいです!
『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』
おすすめ度 ★★★★☆
- 初心者〜中級者向け
- 日常の文章作成〜ビジネスまで
Amazonでも「ベストセラー」として紹介されているこの本。青い表紙が印象的です。
文章術を紹介した名著100冊の内容を読み、その中から見つかった「共通のノウハウ」を重要度でランキング化し、順番に紹介していく内容となっています。
全体では40位まで紹介してあり、その中でも以下の3段階に分かれた構成です。
- 1〜7位 全ての人に身につけてほしい基本ルール
- 8〜20位 ワンランク上の文章を書くための13のポイント
- 21〜40位 気をつけるとさらに文章がよくなる20の秘訣
そのため「何から気をつければいいのか」が段階的に理解できるのが一番の魅力だと思います。
また、100冊分のメソッドが詰まっているため「〇〇して身につけろという人もいれば、△△でもいいという人もいる」のように、自分にあった選択肢が選べる内容になっているのも心強いです。
初心者〜中級者向けとしていますが、とにかく「文章を書く上で気をつけるべきこと」を網羅したい方におすすめしたいです。
『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』
おすすめ度 ★★★★★
- 中級者〜上級者向け
- 仕事やビジネスで文章を扱う人におすすめ
「ナタリー」は月3000本以上の記事を発信するポップカルチャーのニュースサイト。そんなナタリーで編集長を務められていた方が、そのメソッドをまとめた一冊です。
そのため、読みやすい文章にするためのポイントはもちろん、以下のようなワンランク上の文章術の学びに繋がります。
- 読み手を意識した文章を作るために必要な思考
- 注目されるために必要な要素
また、紹介されているメソッドは実際にナタリーのライターが行う研修やゼミにおいて指導されているものばかりなので、説得力たっぷりです。

随所に現れる「実際の記事の中での例文」も非常にわかりやすく、個人的には一番役に立った文章力アップ本でした。
初心者の方はもちろん、「ビジネスにおいて文章で差をつけたい」「書くことを生業としている」という中・上級者にも非常に役立つ1冊だと思います。
こちらの本については以下の記事でさらに詳しくレビューしているので、こちらもぜひ参考にしてみてください。
『5日間で「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本』
おすすめ度 ★★★★☆
- 初心者〜上級者向け
- 根本的な発想力から磨きたいという人におすすめ
これまで紹介した2冊のような「文章を書くときの技術や視点」とは違い、そもそものテーマ設定や発想についての大事なポイントを教えてくれる1冊です。
「何か書かなくては」というときに「ネタが思いつかない」「自分の考えがまとまらない」「うまく伝えられない」と悩む人は多いと思います。
そうした「発想力」の鍛え方や意見の「まとめ方」のポイント、そして「人に伝える」ときに重要な視点がまとまっているのです。
また、悩みを抱える青年が主人公となり、実際のケースに当てはめながら解説が進んでいくので、非常にわかりやすい内容になっています。
「文章を書く以前に発想力がない」という人や「書くのは好きだけどうまく人に伝わらない」という方は、ぜひこの本を読んでみてほしいです。

個人的には「大事なポイント」だけではなく「鍛え方」まで紹介しているところが助かりました。
こちらの本については、以下の記事で詳しくレビューしておりますので、よかったらそちらも参考にしてみてください。
「文章力を上げる本」で書くことを楽しもう!
今回の記事では、最近話題となっている「文章力を上げる本」について、ライターの視点から比較して紹介していきました。
「文章」との関わり方やどんな力を身につけたいかは人それぞれかと思います。
しかし最近では多くの参考書や解説本が出版されているので、きっと自分にぴったりのものが見つかるはずです。
この記事を参考にして、ぜひ自分に合った一冊を見つけてみてくださいね。