今回の記事では、教育学者・齋藤孝さんの本の中からおすすめしたい3冊を紹介します。
- 「日本語力」「コミュニケーション能力」「語彙力」向上に興味がある
- ビジネスシーンや日常における言葉遣いに不安がある
- 「学ぶ意欲」を取り戻してみたい!
1つでも当てはまる方は、きっと齋藤さんの本を通じて得られるものがたくさんあるはずですよ。
齋藤孝さんについて
プロフィール
齋藤孝さんのプロフィールを、簡単にまとめさせていただきました。
- 1960年、静岡県生まれ
- 東京大学法学部卒
- 東京大学大学院教育学研究科学校教育学専攻博士課程等を経て、明治大学文学部教授
- 教育学、身体論、コミュニケーション論が専門
- 専門分野に関する著書多数。総発行部数は1000万部以上!
- 特に『声に出して読みたい日本語』『語彙力こそが教養である』等がベストセラーに
- ベストセラー作家、文化人として多数のメディアに出演
齋藤孝さんの著書について
教育学や日本語、コミュニケーションに関する深い教養を、執筆やメディア出演を通じて多くの人に発信し続けている齋藤さん。
今なお明治大学で教壇に立ち続け、誰よりも「学び続ける姿勢」を持つ彼の言葉は、私たちの学習意欲を強くかき立ててくれます。
特に「日本語」や「語彙力」「コミュニケーション能力」に関する著書は、幅広い年代の方に理解しやすい内容やデザインとなっていて、読書に慣れていない方にもわかりやすいです。

読みやすい内容が多い齋藤さんの本は、新書デビューの1冊目としてもおすすめです!
齋藤孝さんのおすすめ本3選
ではここから、minがおすすめしたい齋藤孝さんの著書を3冊紹介していきます。
『なぜ日本人は学ばなくなったのか』
2008年に講談社現代新書から出版された一冊です。
かつて、日本人がどのように教養を身につけていたのか、そしてそこから、現代を生きる私たちから何を学ぶべきなのかが述べられています。
内容に関しては、高い評価もある一方で、現代の若者にとってはなかなか厳しい言葉も並んでいて「時代に合わない」「若者に対する偏見がある」など、賛否両論あるようです。
私個人としては、この本を通じて齋藤さんの講義を擬似体験できただけでなく「もっと学びに貪欲になってみなさい!」と、人生の先輩から叱られたような気持ちになりました。

今や、こうして自分を全力で叱ってくれる大人は少なくなりました。なんだかそれに対してありがたみを感じてしまったんですよね…
また過去と現代の「学び方」の違いや、学生たちの意識の違いなど、実際に長く教壇に立ち続けている著者ならではの考察も面白いです。
読んでみると「もっといろんなことを学んでみたいな」という向学心がきっと湧いてくる一冊。自分の学習意欲に火をつけたい!という方におすすめします。
『日本語の技法』
2013年に出版された一冊です。
この本は「コミュニケーション能力」「日本語力」を向上させるメリットや、それをどう鍛えていくのかという具体的な方法がまとまっています。
「人の魅力は言葉が9割」と断言する齋藤さん。確かに見た目の印象もありますが「どんな言葉を使うか」という印象も重要ですよね。
そんな「言葉力」「日本語力」「コミュニケーション能力」を向上させる「技法」が説明されているので、実践的に役に立つ一冊となっています。

基本的な考え方から、日常やビジネスのコミュニケーションやスピーチの場面など、あらゆるシーンで役に立つアドバイスや考え方も詰まっています。
新書に比べて読みやすいデザインにもなっているので「小難しい本はちょっと…」という方にもおすすめです。
『大人の語彙力ノート』
2017年に出版された齋藤孝さんの著書です。
場面ごとにふさわしい表現や言い換え表現が具体的にまとまった一冊で、「語彙力を向上させたい!」という思いを持つ方にとって役に立つ内容となっています。
例えば「手伝ってください」という表現。場面によってはこのまま使うのは不適切ですよね。そうわかっていても、適切そうな表現が思い浮かばない…そんなとき、この本が使えるんです。
「お力をお貸しください」「お力添えください」「知恵をお貸しください」など、言い換え表現とそれぞれの特徴が説明してあるので、迷った時にすぐその場で役に立ちます。
他にも使う場面の多い表現や、言いづらいことを丁寧に伝える表現など幅広く網羅しているので非常に便利かつ、語彙力を蓄えるのにぴったりの一冊です。

一家に一冊置いておけば役に立つこと間違いなしです!
まとめ
今回は教育学者「齋藤孝」さんのおすすめ作品を3冊紹介しました。
この記事で紹介したのはごく一部になります。もし興味を持たれた方は、他の著作もぜひチェックしてみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。